【面接官の基本】聞いてはいけないNG質問ランキング20 発言リスク&うっかり度で評価

4~5月は、新卒採用がもっとも盛り上がる時期です。マモリノジダイ読者の人事担当者の方にとっては、面接で忙しくなる季節ではないでしょうか。

そうしたなかで注意しなくてはならないのが【NG質問】です。

せっかく優秀な求職者との面接をセッティングできたとしても、質問内容によっては内定辞退、SNSで炎上、最悪のケースでは訴訟に発展してしまうこともあります。

■NG質問の定義とは?「特定の人を排除しない」「適性・能力を判断する」が基本

厚生労働省省のガイドラインでは、採用選考は「応募者の基本的人権を尊重すること」「応募者の適性・能力に基づいた基準により行うこと」とされています。(出典:公正な採用選考の基本|厚生労働省)そのため仕事に関係のない質問や、特定の人を排除する(差別)につながる事項は不適切とされます。

【NG質問の基準】
・求職者本人に責任のない項目
・個人が自由に選択するべき項目
・男女雇用機会均等法に抵触する項目
・その他、差別につながる確認や業務に無関係な質問

■20のNG質問を「発言リスク + うっかり言ってしまいやすい」総合点でランキング

以上の基準に沿って、マモリノジダイ編集部では独自に20のNG質問集を作成。「発言してしまった際の企業に与えるリスク」だけでなく、面接官が「うっかり口にしてしまいやすい」という視点でも評価しました。

【採点基準】
・リスク(1〜20点):問題が発覚した際に企業が被る悪影響(法的罰則、行政指導、賠償、SNS炎上によるブランド毀損)の大きさ。
・うっかり度:(1〜20点):担当者が「悪意なく」「配慮のつもりで」「NG質問だと知らずに」発言してしまう可能性の高さ。
合計40点満点(リスク20点+うっかり度20点)でランキングにしました。


この記事を読めば、「面接」が将来の社員との出会いの場だけでなく、企業のブランドと社会的責任を示す重要なイベントであると実感できるはずです。

そして、ぜひNG質問の傾向把握と対策にしてください。

では、ランキング1位からご覧ください。

1位:結婚・出産の予定(女性限定の質問)

【合計:39点】(リスク:20点/うっかり度:19点)

・リスク評価(20点):
「近々で結婚の予定はありますか?」「お子さんの予定は?」という質問です。男女雇用機会均等法に基づき、募集・採用において性別を理由に差別的な取扱いをすることは禁止されています。厚生労働省の指針では、女性に対してのみ「結婚の予定」や「出産・育児の計画」を問うことは、実質的に性別による差別につながる行為と定義されています。法的紛争に発展した場合、不当な選別基準として企業側が極めて不利な立場に置かれるリスクがあります。

・うっかり度(19点):
「こんなハラスメント直球の質問を、うっかり聞くはずがない!」と思うかもしれません。しかし厚生労働省の資料においても、不適切な質問の中で「結婚・出産」に関する質問の発生率は高く報告されている実態があります。面接官側には、育休等の制度説明の必要性や、結婚後の定着(要員計画)への配慮といった実務上の動機があるため、無意識に確認してしまう傾向があります。

・カテゴリ:男女雇用機会均等法に抵触する項目

1位(同率):出生地・本籍地(出身地域)

【合計:39点】(リスク:19点/うっかり度:20点)

・リスク評価(19点):
「ご実家はどのあたりですか?」「本籍でいうと?」といった質問です。職業安定法第5条の4に基づき、社会的差別の原因となるおそれのある個人情報の収集は、特別な必要がある場合を除き禁止されています。本籍地や出生地の質問は、部落差別や特定の地域に対する偏見に基づく「身元調査」に繋がると定義されており、厚生労働省および各都道府県労働局による行政指導の対象となります。

・うっかり度(20点):
全20項目のなかで、一番の「うっかり度」です。「地元はどこ?」という質問は、ビジネス現場においてアイスブレイクの定番になっているからです。面接官が求職者と共通の話題を見つけようとするコミュニケーションの一環として無意識に発言してしまいやすい項目であるため注意しましょう。

・カテゴリ:求職者本人に責任のない項目

3位:家族の職業・役職(親の社会的地位)

【合計:35点】(リスク:17点/うっかり度:18点)

・リスク評価(17点):
「ご家族はどんな仕事をしているの?」「奇遇だね。お父さんの会社、うちの取引先なんだよ」といった会話です。厚生労働省が定める「本人に責任のない事項」に該当します。家族の職業や社会的地位によって採否を判断することは、個人の能力や資質に基づかない「不公正な選考」です。求人媒体の掲載基準にも抵触する可能性があり、採用活動の制限につながるリスクがあります。

・うっかり度(18点):
「どのような家庭環境で育ったか」は求職者を知るための糸口であるため、うっかり発言する恐れもあります。誰でも無意識に、本人の誠実さや規範意識を家庭環境で判断しがちであることに注意しましょう。また、親類が経営者である場合などに、定着リスク(家業を継ぐのではないか)の確認という意味で口に出やすい項目でもあります。

・カテゴリ:求職者本人に責任のない項目

4位:尊敬する人物(愛読書・座右の銘)

【合計:30点】(リスク:13点/うっかり度:17点)

・リスク評価(13点):
「尊敬する人物は?」「座右の銘を教えて」などの質問です。憲法19条が保障する「思想・信条の自由」を侵害する恐れがあります。厚生労働省の指針において「本来自由であるべき事項(思想調査)」に指定されており、これらを採否の判断基準にすることは法的に不適切とされ、「多様性受容の欠如」としてブランド価値を低下させるリスクがあります。

・うっかり度(17点):
過去にはこの質問はNGとはみなされていませんでした。面接マニュアル等で「価値観を知るための良問」として推奨されていた経緯があり、ベテランの面接官や経営層ほど、疑問を持たずに質問テンプレートとして採用している実態があります。

・カテゴリ:個人が自由に選択するべき項目

5位:メンタルヘルスの既往歴

【合計:25点】(リスク:15点/うっかり度:10点)

・リスク評価(15点):
「うつ病などの経験はある?」といった質問です。原則として、業務遂行能力の確認に直接必要のない健康情報の収集は、プライバシー権の侵害および障害者差別解消法に抵触する恐れがあります。病歴のみを理由とした一律の不採用決定は、労働審判等における法的紛争リスクを高めます。

・うっかり度(10点):
現場の労働環境を説明する際、「入社後に健康を損なわないか」という安全配慮義務の履行を、病歴の聞き取りと混同してしまうケースです。業務遂行への懸念という実務上の不安が動機となります。

・カテゴリ:その他、差別につながる確認や業務に無関係な質問

6位:子どもの預け先(女性限定の質問)

【合計:24点】(リスク:9点/うっかり度:15点)

・リスク評価(9点):
「ご実家にお子さんを預けられますか?」「お子さんが熱を出したとき、どう面倒を見ていますか?」といった質問です。妥当性のある質問ですが、これを女性のみに聞いていた場合、性別による採用差別の要因となります。「育児は女性の仕事」「女性は家庭を優先して仕事がおろそかになる」といった価値観の証拠として、SNSで炎上する可能性も否定できません。

・うっかり度(15点):
人事担当者としては、業務遂行のイメージとして確認しておきたい項目ではあるため、従業員のサポートにもつながるため「良かれと思って」つい聞いてしまう項目です。しかしながら女性に限定して採用基準にしてしまった場合は公平性を欠いてしまうため注意が必要です。

・カテゴリ:男女雇用機会均等法に抵触する項目

7位:購読している新聞・雑誌(愛読メディア)

【合計:21点】(リスク:7点/うっかり度:14点)

・リスク評価(7点):
「ふだん、どんなメディアを読みますか?」などの質問です。特に、特定の政党機関紙や宗教的背景を持つメディアを確認することは、間接的に応募者の思想・信条を炙り出す「思想調査」とみなされます。労働局による是正勧告の対象となる項目であり、特定の価値観を検閲する企業文化であるとの評価を定着させるリスクがあります。

・うっかり度(14点):
「日経新聞を読んでいるか?」といった質問を、ビジネスリテラシーや情報収集力の確認手法として肯定的に捉えている面接官が多いためです。純粋な知的好奇心や教養のチェックという実務的な関心が、プライバシー侵害の境界線を越えてしまうケースです。

・カテゴリ:個人が自由に選択するべき項目

7位(同率):政治への考え(思想調査)

【合計:21点】(リスク:8点/うっかり度:13点)

・リスク評価(8点):
「いまの日本、どう思う?」などの質問です。憲法で保障された参政権および政治的自由の侵害にあたります。支持政党を特定するような直接的なNG質問でなくても、不採用者から「政治的見解を問われたことが不当な選別の証拠だ」と主張された場合、企業側は公正な選考であったことを証明する説明責任を負います。労働組合等の調査(連合「就職差別に関する調査」など)でも監視対象となる項目です。

・うっかり度(13点):
政治トピックが盛り上がっている近年、つい雑談ベースで口走ってしまうケースです。面接官が社会常識や時事問題への関心を測る目的で社会人としての意識確認とプライバシーの境界が曖昧なことによる知識不足が主な要因です。

・カテゴリ:個人が自由に選択するべき項目

9位:宗教・信仰の有無

【合計:19点】(リスク:14点/うっかり度:5点)

・リスク評価(14点):
「何か信仰を持っていますか?」「ご実家は仏教?」といった質問です。憲法第20条が保障する「信教の自由」への直接的な侵害にあたります。厚生労働省の指針においても「本来自由であるべき事項」の筆頭に挙げられており、信仰の有無や内容を採否の基準にすることは人権侵害とみなされます。国際的な人権基準(ILO条約等)においても厳禁とされており、グローバルな評価を損なうリスクがあります。

・うっかり度(5点):
日本のビジネスシーンでは宗教の話題はタブーという認識が一般的であるため、発生頻度は高くありません。しかし、「特定の曜日の礼拝を配慮したい」「食事の制限(ハラール等)を確認したい」といった、合理的配慮を目的とした質問が、不適切な聞き方によって信仰そのものを問う直球質問になってしまうケースも見られます。

・カテゴリ:個人が自由に選択するべき項目

9位(同率):性的指向・性自認(LGBTQ+)

【合計:19点】(リスク:11点/うっかり度:8点)

・リスク評価(11点):
「戸籍上の性別は?」「うちは多様性を尊重しているから同性愛者でも心配ないよ!」といった会話です。改正労働施策総合推進法(パワハラ防止法)の指針において、本人の意に反して性的指向・性自認を暴露する「アウティング」はハラスメントに該当すると明記されています。採用選考において不必要な確認を行うことは、ハラスメント防止措置義務違反に問われる法的リスクやレピュテーションリスク(評判被害)を招きます。

・うっかり度(8点):
「多様な人材を歓迎したい」という意識を持つ面接官が、十分な知識を持たないまま、リスペクトを欠いた確認を行ってしまう「良かれと思って」の場合があります。また、提出書類と本人の外見の差異を単なる「情報の不一致」として事務的に正そうとする際にも発生します。

・カテゴリ:その他、差別につながる確認や業務に無関係な質問

9位(同率):労働組合への加入状況・考え方

【合計:19点】(リスク:18点/うっかり度:1点)

・リスク評価(18点):
「労働組合に参加したことがありますか?」という質問です。労働組合法第7条が禁じる「不当労働行為(黄犬契約)」に直結する、法的にクリティカルな項目です。憲法28条が保障する団結権の侵害とみなされ、不採用者が労働委員会へ申し立てを行った場合、企業側は「組合排除の意図がなかったこと」を客観的に証明する責任を負います。

・うっかり度(1点):
うっかり度は、全20項目中、もっとも低い1点。現代の一般的な面接現場において、これを「うっかり」聞くことはまずありません。この質問が出る場合、多くは「前職で労使紛争に関わった人物を排除したい」という明確な管理上の意図があることが推測され、雑談として成立する余地がほぼないため、うっかり度は最小値となります。

・カテゴリ:その他、差別につながる確認や業務に無関係な質問

12位:犯罪歴(一般職種での確認)

【合計:18点】(リスク:16点/うっかり度:2点)

・リスク評価(16点):
「これまで警察のお世話になったことはないよね?」といった質問です。犯罪歴は個人のプライバシーの中でも特に秘匿されるべき情報とされています。警備業法や建設業法など法律で欠格事由が定められている職種を除き、一般的な事務職や営業職で犯罪歴を問うことは、重大なプライバシー侵害とみなされます。不採用理由と直結させた場合、精神的苦痛に対する高額な慰謝料請求のリスクがあります。

・うっかり度(2点):
初対面の求職者に犯罪歴を問うことは通常考えられません。これが発生するのは、コンプライアンス意識が過剰に空回りし、「リスクのある人物を一人も入れたくない」という潔癖な防衛本能が、法的知識を欠いたまま暴走した場合に限られます。

・カテゴリ:その他、差別につながる確認や業務に無関係な質問

12位(同率):支持政党(具体的な投票先)

【合計:18点】(リスク:12点/うっかり度:6点)

・リスク評価(12点):
「昨日の選挙行った?」「与党支持ですか?」などの会話です。憲法19条「思想及び良心の自由」の侵害に直結するためリスクは高め。特定の政党への支持・不支持を理由に採否を決定することは、法的な差別として行政指導の対象となります。連合(日本労働組合総連合会)による「就職差別に関する調査」においても常に上位にランクインする監視項目であり、不適切な選考を行う企業としてのリストに掲載される社会的悪影響があります。

・うっかり度(6点):
選挙期間前後などに、面接官が「一社会人として世の中の動きに関心を持っているか」を確認しようとして、時事問題への感度チェックのつもりで「どこの党が勝つと思いますか?」から入り、最終的に投票先を尋ねてしまう「誘導的なうっかり」です。

・カテゴリ:個人が自由に選択するべき項目

14位:血液型(性格判断)

【合計:17点】(リスク:1点/うっかり度:16点)

・リスク評価(1点):
「血液型は?」「まじめそうだね、A型でしょ?」といった質問です。他の思想差別等に比べれば直接的な法的罰則は発生しにくいですが、厚生労働省の指針では「適性・能力とは無関係な事項」として不適切項目に指定されています。科学的根拠のない非論理的な判断基準を用いる企業とみなされ、ブランドを毀損するリスクがあります。

・うっかり度:
日本社会の日常会話において血液型による性格判断が定着しており、面接官が「場を和ませるための共通の話題」として、最も警戒感なく発言してしまう項目です。

・カテゴリ:求職者本人に責任のない項目

14位(同率):親族の病歴(介護リスクの確認)

【合計:17点】(リスク:6点/うっかり度:11点)

・リスク評価(6点):
「ご両親は健康?」「そろそろ介護が必要なご年齢ですか?」などの質問です。プライバシー権の侵害および「本人に責任のない事項」による差別にあたります。家族の健康状態や介護の必要性を理由に採否を決定することは、職業安定法の趣旨に反する不適切な行為です。賠償には至りにくいものの、選考プロセスの不備を示す証拠となります。

・うっかり度(11点):
介護離職が社会問題となる中、「入社早々に介護による長期欠勤のリスクがないか」を実務上の判断材料として把握したいという、現場責任者の切実な懸念が動機となります。経営上のリスクヘッジという名目のもと、法的知識を欠いたまま踏み込んでしまう構造的要因があります。

・カテゴリ:求職者本人に責任のない項目

14位(同率):人生観・座右の銘

【合計:17点】(リスク:5点/うっかり度:12点)

・リスク評価(5点):
「あなたの人生の哲学を教えてください」「座右の銘は?」などの質問です。厚生労働省の指針における「本来自由であるべき事項(思想・信条)」の一部とみなされることがあります。質問自体が抽象的であるため法的な賠償立証に至るケースは他より少ないですが、個人の内心に踏み込む文化の証拠として記録に残るリスクがあります。

・うっかり度(12点):
「座右の銘は?」という質問を、単なる個性の確認やコミュニケーションのきっかけだと信じ込んでいる面接官が多いためです。過去の定型的な面接フレーズを疑わずに使い回す慣習的なうっかりです。

・カテゴリ:個人が自由に選択するべき項目

17位:社会運動・ボランティア活動への参加

【合計:14点】(リスク:10点/うっかり度:4点)

・リスク評価(10点):
「特定の活動に参加していませんか?」「デモに行ったことがありますか?」などの質問です。特定の社会運動やボランティア団体への参加履歴をもって、その人物の思想性を判断し採否を左右することは、結社の自由および思想信条の自由の侵害および思想調査に近い不適切な行為とみなされます。不採用者からの告発は、企業の社会的公平性を失墜させます。

・うっかり度(4点):
例えば「学生時代に注力したことは?」という話題のなかで、候補者が自発的にボランティア経験を語った際は注意しましょう。面接官が法的に無知な興味関心から「具体的にどんな思想の団体なの?」と深掘りしてしまうことで、意図せず思想調査に該当する恐れもあります。

・カテゴリ:個人が自由に選択するべき項目

18位:住宅状況(持ち家か賃貸か)

【合計:13点】(リスク:4点/うっかり度:9点)

・リスク評価(4点):
「持ち家ですか? ローン大変でしょう」「賃貸マンションだよね? いつから住んでるの」などの会話です。経済的境遇による差別にあたります。不採用者からの不満を招きやすく、口コミサイト等で「能力に関係ない家柄や資産で判断する、旧態依然とした会社」との評価を受けるレピュテーションリスクがあります。

・うっかり度(9点):
特に地方企業においては「持ち家なら簡単に辞めないだろう」という、無意識の定着期待が無意識の選考基準に混じり込むことで発生します。また、住宅手当の確認という事務手続きと混同した際につい口に出るケースも見られます。

・カテゴリ:その他、差別につながる確認や業務に無関係な質問

19位:地図での自宅位置の特定(周辺環境の確認)

【合計:10点】(リスク:3点/うっかり度:7点)

・リスク評価(3点):
「住所を見ると、駅の裏側だよね? どのへん?」「自宅の最寄りのバス停どこ?」「お住まいのあたりは治安が悪いと聞きますが、大丈夫ですか?」といった質問です。法的なリスクは大きくありませんが、周囲の治安や環境が業務遂行に直接関連しない場合には求職者のプライバシー意識を傷つけ不安にさせるものでもあります。SNSで暴露されると企業ブランド低下につながるNG質問です。

・うっかり度(7点):
うっかり発言してしまうケースのほとんどは、通勤経路などの確認をする場合です。「最短の通勤経路を算出し、交通費コストを見積もりたい」「終電を把握して残業の可否を判断したい」などの事務的な意味合い、あるいは深夜勤務のある業種では、安全配慮が動機となることもあります。確認するのであれば、面接ではなく内定後が適切です。

・カテゴリ:個人が自由に選択するべき項目

20位:喫煙・飲酒習慣

【合計:5点】(リスク:2点/うっかり度:3点)

・リスク評価(2点):
「お酒飲める?」などの質問です。健康経営を掲げる企業では確認されることもありますが、理由なきプライバシー権の侵害にあたり、求職者がSNSに書き込み「アルハラ企業」として炎上する場合もあります。もし不採用理由に直結させた場合、不当な選考プロセスの証拠となります。

・うっかり度(3点):
面接で聞かれることは少ないと思いますが、「現場の喫煙トラブルを避けたい」「飲み会文化が強い部署に馴染めるか知りたい」という、現場マネジメントの都合から質問してしまうことも。業務能力とは無関係な「社内の空気」を優先しようとする際に発生します。

・カテゴリ:個人が自由に選択するべき項目

■面接で求職者を自社のファンに

全20項目のNG質問のランキングを見ると、不適切な質問の多くは、面接官の責任感や実務上の懸念といった善意の側面から生まれがちであることがわかります。それだけに、法的なリスクを回避し、企業のブランドを守ることも人事担当者の大切な仕事です。
面接は、「客観的な業務遂行能力の確認」の場面とされています。自社ならではのオリジナル質問を追求し、能力のある人材を惹きつける「ファンを作る」面接を目指してください。

参照情報:

公正な採用選考の基本|厚生労働省

男女雇用機会均等法第5条「募集及び採用に係る性別を理由とする差別の禁止」

公正な採用選考推進について 令和7年度(2025年度)「公正な採用選考推進協議会」申合せ(熊本県)

公正な採用選考を行うために|東京労働局

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