【第4回マモリクラブ人事会レポート】人事・採用の「他社はどうしてる?」が気軽に聞ける交流会|11/18(火)大阪開催分
2025年11月18日(火)、大阪にて「第4回マモリクラブ人事会」が開催されました。
「他社ってどうしてる?」がその場ですぐ聞ける──
そんな“人事の本音が飛び交う90分”を求めて、今回もさまざまな業種の担当者が集まりました。
人事課題は似ているようで企業によって全く違い、ネットには載っていないリアルな情報に触れられるのがマモリクラブ人事会の魅力。
参加者同士がうなずき合い、メモを取り、時に笑いも起こる…そんな活気ある雰囲気の中で、明日から使えるヒントが次々と共有されました。
本レポートでは、当日のセッション内容をダイジェストでご紹介します。

■マモリクラブ人事会とは

人事のリスク回避や課題解決に役立つ実践的な知識と他社事例を学び、交流する場です。
ネットでは見つからないリアルな情報を共有し、会社の守備力を強くする。参加者自身のキャリアアップにも繋げてもらうために開催しています。
■なぜ今、「離職防止」が経営課題なのか?
従業員の離職、特に中核となる人材の流出は、単なる「人員の欠員」という問題だけでなく、採用・教育コストの増大、ノウハウの流出、残された従業員の士気低下や業務負荷の増大といった形で、企業経営に深刻な影響を及ぼします。
「人が辞めるのは仕方ない」「また新しく採用すればいい」といった考えで、場当たり的な欠員補充を繰り返していると、離職の連鎖を断ち切れず、採用市場での評判悪化や組織力の低下といった、取り返しのつかない事態に発展しかねません。
本イベントでは、「離職防止」という共通の課題を持つ経営者・担当者の皆様による交流の場として開催しました。 各社が直面しているリアルな悩みや、すでに取り組んでいる具体的な事例、工夫している点などについて、参加者同士で活発なディスカッションを行うことで、明日から自社で実践できる「定着」のためのヒントまで、貴重な知見を交換する場となりました。
【第1部】調査レポート共有「退職理由のホンネとタテマエ」
第1部では、マモリノジダイに掲載されている「従業員の離職理由や離職対策に関する調査」の結果を見ながら離職防止の原因について議論しました。その中で、多くの人事担当者が薄々感じているであろう「退職者の本音」が、数字として浮き彫りになりました。
退職理由の約半数は「ウソ」?
転職経験者へのアンケートによると、「会社に伝えた退職理由と、本当の退職理由が違う」と回答した人の割合は43%に上りました。約半数の人が、会社に本音を隠して退職している実態が浮き彫りになりました。
【タテマエ】会社に伝えた理由
会社側に伝える理由(タテマエ)のランキング上位は以下の通りです。
- 結婚、家庭の事情
- キャリアアップしたい
「やむを得ない事情」や「前向きな理由」を伝えることで、波風を立てずに円満退社しようとする傾向が強く見られます。
【ホンネ】本当の退職理由
一方で、退職を決意した「本当の理由(ホンネ)」を聞くと、結果は一変します。
- 人間関係が悪かった
- 評価・待遇に不満があった
この2つが、退職理由のホンネにおける圧倒的なツートップでした。 会社には「キャリアアップ」と言っていても、実際には「上司と合わない」「職場の雰囲気が悪い」「給与への不満」といったネガティブな要因が決定打となっているケースが非常に多いことがわかります。
表面的な理由への対策だけでは不十分
このデータ共有を通じて、参加者の間では「退職面談で聞く理由を鵜呑みにしてはいけない」という共通認識が深まりました。本質的な離職対策を行うためには、「タテマエ」の裏に隠された「人間関係」や「評価・待遇」といった潜在的な不満に、いかに気づき、手を打てるかが重要であることが再確認されました。

【第2部】事例紹介「従業員の"ヘルプ"を察知」
第2部では、弊社の人事で行っている離職防止策の事例を共有しました。また、参加者の皆様から自社の課題感に基づいた活発な質疑応答が行われました。
- 「目安箱」で従業員の声を収集
- 目安箱を設けて従業員から不満や改善の声を集めています。匿名での申請が可能なため、気軽に相談でき、心理的安心感を高めています。
- また、月1回役員自ら全ての内容に目を通して、検討結果を全体集会で発表しています。"YES"か"NO"の反応を見せることで、声に対して真摯に向き合っている姿勢が信頼性・納得感を向上させています。
- 「Geppo」の導入
- 従業員のエンゲージメント向上のツール「Geppo」を導入し、月1回自分の調子を報告できるサーベイを実施しています。項目が少なく、回答しやすい内容ということもあり、従業員のヘルプサインをいち早く察知できる状態を構築。
- 人材の適材適所を見極める
- 社員やチームの状況を吸い上げ、会社に合う合わないではなく、人それぞれに合う場所を見つけるために、社員やチームの状況を収集。
- "教育が上手い"人に、教育特化の部署を新たに設けて任せたところ、新入社員のスキルの向上率が上昇、離職率が低下。

【第3部】人事課題の共有と交流会
第3部では、フリー交流会として参加者同士が自由に意見を交わせる時間に移りました。
「離職はどこまで予防できるのか」「採用段階でネガティブ情報をどこまで開示するべきか」「評価制度の納得感をどう高めるか」など、各社が日頃から抱えている実務課題が多く挙げられ、グループごとに活発なディスカッションが行われました。
同じテーマに向き合う企業同士が率直に意見交換を行い、
「自社だけの課題ではないと分かって安心した」「他社の取り組みが参考になった」
といった声も聞かれました。
初対面の参加者同士でも自然に会話が進み、人事施策の検討にすぐ取り入れられる気づきを持ち帰っていただける場となりました。

■まとめ
今回の人事会では、退職理由における「ホンネとタテマエ」の実態に焦点を当て、いかに離職を未然に防止できるか議論しました。
多くの離職者が「人間関係」や「評価」への不満を抱えながらも、それを隠して去っていくという事実は、人事施策を考える上で非常に重要な視点です。表面的な対策にとどまらず、組織の風土や評価制度といった根本的な課題に向き合うことの必要性が浮き彫りとなりました。
■学べる&情報交換できるイベント続々開催します!!
マモリノジダイでは、今回のように“他社のリアル”が分かり、明日から実務に活かせるイベントを毎月開催しています。
毎回「同じ悩みを持つ仲間に会えて心強い」「気軽に相談できる雰囲気がありがたい」とご好評をいただいています。
人事・労務の課題を一緒に乗り越える仲間とつながりたい方は、ぜひ次回の人事会にご参加ください。
(※少人数制のため、毎回早めに満席となります)
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