【第7回マモリクラブ人事会レポート】2025年12月11日(木)開催分一年を振り返る会
2025年12月11日(木)、大阪にて「マモリクラブ人事会」を開催しました。
「他社ってどうしてる?」がその場ですぐ聞ける──
そんな“人事の本音が飛び交う90分”を求めて、多様な業種の担当者が集まりました。
軽食を囲みながら、うなずき・笑い・メモが飛び交う温かい空気の中、明日からの業務に活かせる実践的なヒントが次々と共有されました。
本レポートでは、当日の内容をダイジェストでお届けします。
■マモリクラブ人事会とは
「マモリクラブ人事会」は、 人事・採用・労務の実務者同士が、他社の取り組みや最新情報を気軽に共有できる交流の場です。

参加者がネットでは得られないリアルな現場の知見を持ち帰り、会社の守備力強化につなげることを目的として開催されています。
【第1部】自己紹介
今回も様々な業種から、人事や採用、労務に関してのお悩みを持つ方がご参加いただきました。
まずは乾杯し、はじめましての自己紹介からスタートです。

「他社さんの状況を知りたい」「評価制度ってどうしてる?」など、普段なかなか聞けない他社のリアルを共有しながら、和やかな雰囲気で交流が進みました。
【第2部】2026年の法改正まとめ
本日の最初のセッションでは、2026年に対応が求められる主要な法改正について資料をベースに解説。
参加者の皆さんの企業規模なども含め、どのような対応をされているかの情報共有も行われました。
● カスタマーハラスメント防止措置
相談窓口の整備など、体制構築が必須へ。
● 就活セクハラ対策
応募者に配慮した採用プロセスが求められる。
● 女性活躍推進法改正
対象企業が拡大し、取り組みの公表が必要へ。
● 障害者雇用率の引き上げ
合理的配慮や職場づくりの重要性が増す。
● 高齢者の安全衛生対策強化
高齢者雇用の促進に伴い、職場での安全衛生対策の強化と定着支援が重要に。

これらの改正は、単なる法対応ではなく、人事戦略全体の見直しにつながるテーマ である点が強調されました。
【第3部】事例紹介
急成長スタートアップが直面した「組織と人のギャップ」
今回の人事会では、Reqree株式会社様から、事例発表として同社が直面する組織課題と、そこへの対応方法が紹介されました。
立ち上げ当初はわずか4名だった組織が急成長する中で、「採用・育成・組織形成」の価値観がどのように変化していったのか、生々しい実例が共有されました。
■ 組織課題の背景
立ち上げ当初はわずか4名。
その後、事業の急成長とともに採用が増加し、組織規模が一気に拡大しました。
しかしその裏では、
- 採用対応が追いつかない
- メンバーが疲弊しないギリギリのラインで運営
- 組織の半数が入社2年以内の若手
という状況が生まれ、多くのスタートアップに共通する 「事業成長」と「人材育成スピード」のギャップが大きな課題として浮上しました。
■ 若手リーダー育成への取り組み
この課題に対し次の取り組みを実施しています。
- Veap Japan株式会社との1on1セッション
- 脳認知科学に基づくコーチング
- リーダーの価値観や判断基準を言語化するマインドマップ作成
マインドマップにより、初めてリーダーになる若手でも“迷わない判断軸” を持てるようになり、即戦力化に効果を発揮。
さらに、研修後は参加者とご飯に行くなど、心理的安全性を保つための工夫も取り入れている点が印象的でした。

参考記事:Veap Japan株式会社 労災リスクから会社を守る メンタルヘルス対策は企業の義務
■ 外部支援を導入する意義
- 上司には話しにくいことも第三者には話しやすい
- 外部視点が入ることで納得感が生まれる
- 社内だけでは見えない価値観や特性を引き出せる
参加者からも「社内だけでは気づけない視点が得られる」と共感が寄せられました。
■ 採用現場のリアル
説明会後は、自社とのマッチ度を候補者自身が判断できる設計になっており、結果として双方にとって納得度の高い選考プロセスを実現しているとのこと。
母集団形成では、
SNS広告の短期運用
おしゃれなオフィスや自由な服装などの魅力訴求
新卒はマイナビ中心
など、限られたコストの中で工夫を重ねる事例が共有されました。
■ 組織の人材傾向と活かし方
共感性・調和性など人間関係構築力が強いメンバーが多い同社では、
- 他の才能との掛け合わせ
- 会話から強みを引き出すアサイン
を通じ、組織の強みを活かしながら多様性を補完する人材配置 に取り組んでいます。
■ 組織づくりにおける示唆
Reqree社の事例を通じて共有されたのは、急成長フェーズの組織においては、制度や仕組みだけでなく、人が判断し、行動するための「土台づくり」が重要であるという点でした。
具体的には、以下のような取り組みが、組織の安定と成長の両立につながっていることが示されました。
- リーダーの価値観や判断基準を言語化し、迷いを減らすこと
- 外部の視点を取り入れ、社内では見えにくい課題に気づくこと
- 研修や日常の関わりを通じて、心理的安全性を担保すること
これらは、急成長企業に限らず、多くの中小企業にとっても参考になる視点として、参加者の共感を集めていました。

■まとめ
第7回となる今回は、2026年の法改正対応を見据えた実務整理に加え、Reqree社様の事例を通じて、組織づくりと人材育成のリアルが共有された回となりました。1年の締めくくりとして、他社の実践から学び、自社の課題やこれからの打ち手を見つめ直す、多くのヒントを持ち帰っていただけたのではないかと思います。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
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マモリノジダイでは、今後も中小企業の守備力を高め、成長を支援するためのイベントやコンテンツを企画してまいります。
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